会長挨拶

トヨタ勝又グループ 会長 勝又 康夫

創業100周年を迎えて

 2025年6月、勝又自動車は創業100周年の節目を迎えることができました。

 これもひとえに、勝又グループをご愛顧くださる多くのお客様をはじめ、ともに歩み温かいご支援をくださいましたお取引先様、そしてグループの発展に力を尽くしてくださいました先人の方々、その意志を継ぎ守り続けている現役員と全社員のおかげであり、これまで携わってくださった皆様には心から感謝いたしております。

 ひとくちに創業100周年といいましても、その歩みは決して平坦な道のりばかりではありませんでした。
 1925(大正14)年6月の創業当時は贅沢品だった自動車が、戦後の経済成長期を経て右肩上がりで普及し、いつしか生活必需品となりました。好景気に沸いたバブル期には需要が急増しましたが、1991年に弾けると、それまでの勢いは止まりました。その後は長い低迷期があり、その間には東日本大震災の発生、大雨・豪雨災害、コロナ禍での営業短縮、半導体不足による生産の遅延など幾多の困難にも見舞われました。
 しかし、その都度皆様とともに、より良い道を模索し乗り越え今日に至っております。

 自動車業界は電気自動車の進化や水素燃料電池車の研究開発、無人運転技術の向上など大きな変革期を迎えております。
 現在、大阪・関西万博が開催されており、「空飛ぶクルマ」と「EVバス」がお披露目されました。ミライの都市生活が体験できるパビリオンもあるようですが、次の100年は、私たちの想像を超えた世界になるかもしれません。
 しかし決して変化を恐れてはなりません。私たちは、果敢に挑戦し続ける勇気を推進力に変え、柔軟な思考で未来を創造していくことができるからです。

 勝又グループは、次の100年に向かって更なる成長を目指していく所存です。何卒、今後とも末永くご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

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