- 私たちは、未来への責任を果たします
- 勝又自動車では、より良い社会づくりに貢献し、未来への責任を果たすべく、
さまざまなかたちで、SDGsに取り組んでいます。
ここでは、私たち勝又自動車が具体的に取り組みを進めているプロジェクトについて、ご紹介します。

Katsumata Group’s Initiatives 1公共交通課題および移動困難者課題対策
カーシェアリングを活用した『富崎ぐるっとバス』による買い物・生活支援

館山市富崎地区で買い物・生活支援のための『富崎ぐるっとバス』が、2022年4月16日から運行を開始しました。
勝又自動車では、市民有志の『公共交通便利な乗り物を考える会』に参画し、この運営に携わっています。
令和元年台風15号によって甚大な被害を受けた館山市富崎地区は、65歳以上の住民の割合が62.9%(2023年3月1日現在)という高齢者が多いまち。
さらに独居の住民も多いうえ、道幅が狭く急坂も多いという地形的な特徴もあって、移動困難者いわゆる交通弱者が多い地域とされています。
そこで、「風光明媚なこの地域を守りたい」「生涯、安心・安全に暮らせる町にしたい」という想いを持つ住民と館山市地域公共交通網形成計画が連動して、地域を支える公共交通をつくることを目的に組織されたのが、公共交通便利な乗り物を考える会です。

勝又自動車ソリューション開発室は、同会に参加して地域の課題解決に向けたさまざまな活動を進めており、富崎ぐるっとバスへの協力もそのひとつです。
この新しい仕組みは、トヨタのカーシェアサービス『トヨタシェア』用に館山市富崎地区に設置されている『エスクァイア』を活用して、毎週土曜日に3便の運行を実施。
利用者は無料で乗車でき、近隣のスーパーへの買い物をはじめとした生活支援として運行しています。
利用者の評判も良く、2023年度には全運行回数53回、1日(3回運行)平均約11人の方が利用されていることがわかっています。
現在市では、この仕組みを「富崎モデル」として、他地域への派生も検討しています。
Katsumata Group’s Initiatives 2未来を創る子どもたちを支える
子ども・若者の教育支援を進める一般社団法人『Spice』のサポート

勝又自動車では、子ども・若者への教育や成長の支援を行う『一般社団法人Spice』の活動に賛同し、運営資源を提供しています。
Spiceは、「これまでの日本の教育には“アクションを起こそう”というメッセージが埋もれてしまっている」ことが課題だと感じていた、千葉大学大学院で教育学を研究する2人の学生が、2023年4月に立ち上げた非営利型の団体。
誰かが困ったときや、社会に問題や課題が生じたとき、その解決に向けて積極的な行動を起こすことができる人材の育成を目標に、教育プログラムの開発・実践やこどもの居場所の運営など、さまざまな活動を続けています。

そのひとつが、2024年3月に開設された『ちばユースセンターPRISM』の運営です。
10代20代のこどもや若者が、遊んだりおしゃべりしたり、読書したり、やり甲斐を感じることを見つけたり、時には人生相談をしたりと、思い思いの過ごし方ができる第3の場所(自宅・学校・職場のほかに存在する居心地の良い場所のこと)として、すでに多くの若者に利用されています。
勝又自動車では、Spiceの活動に賛同し運営資源を提供していますが、今後は、千葉大学西千葉キャンパスにトヨタシェアのクローズドステーション(場所や利用者を特定したカーシェア拠点)を設置して、大学と連携した取り組みも始まりました。
Katsumata Group’s Initiatives 3小児がん支援
小児がんと闘う子どもたちを支援する、レモネードスタンド活動

レモネードを販売し、その売上げの一部を小児がん支援に寄附する活動のことを、レモネードスタンド活動といいます。
2000年代初頭のアメリカで、小児がんと闘うひとりの少女が、同じ病気の友だちが亡くなったことをきっかけに、自宅の庭でレモネードスタンドを開き、その売上げを小児がんの治療法研究に寄附したことが始まりとされる社会貢献活動です。
勝又自動車がレモネードスタンド活動に出合ったのは、協賛する『SDGs QUEST みらい甲子園』の2023年大会において、勝又自動車賞を千葉県立小金高校の生徒さん達に贈呈したことに端を発しています。
同校の先生方との対話の中で、誰もが手軽に参加できる社会貢献活動として教えていただいたのが、レモネードスタンド活動でした。

じつは、小児がんの治療法は、残念ながらあまり進んでいないのが現状です。
成人のガンに比べると患者数が少なく、反面、希少ながんが多く存在する小児がんでは、研究費用の回収が難しいうえ、治験の患者数も少ないことが影響して、研究開発が遅れていました。
この問題を解決する一つの方法として生まれたレモネードスタンド活動は、アメリカ全50州はもとより世界中に広がり、現在では、6月12日をレモネードスタンド・デーとして、世界各地で募金活動が開催されています。
勝又自動車では、治療環境の整備に少しでも貢献していきたい、病と闘う子供たちの力になりたいという想いを持ち、千葉市周辺の皆さまに小児がんについて関心を持っていただくこと、地域の方々と交流を深めながら支援の輪を広げていくことを目標に、地域の催し物会場や、社屋の玄関などで社員がレモネードを販売、売上げ金の一部をを千葉県内の小児がん患者を受け入れている病院に寄附しています。
活動は今後も継続していく方針で、寄附先の医療機関も拡大する方向で検討しています。