- いま、なぜKatsumata Mobility Laboを
つくったのか - Katsumata Mobility Labo(カツマタ・モビリティ・ラボ)は、
およそ半世紀に亘り続いた勝又自動車学校の教習コースや建屋などを活かすかたちで、2024年2月23日にオープンしました。
そもそも、勝又自動車株式会社が自動車学校、いわゆる教習所を運営してきたのは、自動車関連事業を営む企業として、
「交通安全に寄与し、地域に貢献すべきである」という想いからでした。
Katsumata Mobility Laboは、この自動車学校が担ってきた地域社会への貢献という役目を、より拡大させて進めるべく造られた施設。
自動車学校譲りのバラエティに富んだコースを活かし、国家試験のためではなく、本当の意味で運転が上手になるためのプログラム講習を実施したり、
自動車のサービスとそこに付随する商品を研究開発したり、いざという時に地域の“もうひとつのインフラ”となる、
EVについての研究・研修施設を備えた、今の時代に相応しい地域貢献を担う施設となっています。
<住所> 〒261-0002 千葉県千葉市美浜区新港189
Katsumata Mobility Labo
Katsumata Mobility Laboの最大の特徴は、「クルマを走らせるコースがある」ということです。
トレーニングコースと呼ぶ走路は、運転技術向上プログラムやオプションパーツのテストドライブなど、
さまざまな用途に活用されます。

Feature施設の特徴
Katsumata Mobility Laboは、次の施設で構成されています。
- 屋外
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- トレーニングコース
- 貸駐車場
空スペースを、グループ企業に貸し出し、駐車場として利用しています。
- 研究
開発棟 -
<1階>
- メインフロア
- EV導場
- 貸オフィス
- 和室
- ラウンジ(フリースペース)
<2階>
- 会議室
- 貸オフィス
Business Introduction各施設ごとの事業紹介
トレーニング・コース

トレーニング・コースは、約4,500坪という広大な敷地に、クランクやS字、信号機や踏切など、自動車学校におなじみのシチュエーションが整備されています。
現在、このコースを使うサービスには、D-SUPと貸コースを用意しています。
救急隊員や警察官の運転技術講習にも利用されたことのある信頼のコースを使って、運転技術の向上にお役立てください。

D-SUP (Driving Skill Update Program)
- 4時間の講習プログラム:37,000円(税込)
- 現在実施しているのは、プロレーサーの脇坂寿一さん監修による4時間の講習プログラム(37,000円/税込)です。モータースポーツの要素も取り入れた講習は、ほかでは受けられない唯一無二のプログラムです。
詳細、お申し込み等については
D-SUPページをご覧ください

貸コース
- コース利用料金:110,000円 / 1日(税込)
16,500円 / 1時間(税込) - トレーニングコースを有効に使っていただける、コースの貸し出し(貸切)も実施しています。
会議室を使った座学との併用も可能で、これまでに、大手企業様の新入社員研修や二輪車の上達講習に利用されています。
※貸コースについては、周辺への騒音対策の点から、大きな騒音を伴う場合には一度その音を聞かせていただいた上で、お断りをする場合もございます。
クランク S字 段差 踏切
- 貸駐車場
- 空スペースをグループ企業に貸し出し、駐車場として利用しています。
研究開発棟

研究開発棟は2階建てで、勝又自動車のLABOをはじめ、貸オフィスなどが入っています。
- <1階>
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- LABO
- EV導場
- ラウンジ(フリースペース)
- 和室
- メインフロア/待合・共有スペース
- 貸オフィス
- <2階>
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- 会議室
- 貸オフィス

1階
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- LABO
- 勝又自動車の研究施設です。
現在の研究対象は、新しい運転講習プログラムや「EVのある生活」など、自動車そのものではなく、自動車に関連する“サービス”の研究を行っています。
D-SUPプログラムの充実に向けた研究も進めています。
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- EV導場
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研究開発棟のなかでも特徴的な施設が、充電インフラの事業を扱うEV導場です。
EV車という“移動する充電インフラ”を、お客様に的確に設置していただくことを目的として設けられています。具体的には、発電施設に始まり送電からEV車への充電、帰宅後のEV車から自宅への給電、余った電気のリサイクルなど、EV車をインフラの中核とした電気の流れや仕組みを、LABO内に再現しています。
そしてこの再現された電気の流れを活用して、EV車を購入することの意味、走る充電インフラを所有することの真の効果や意義を、グループ企業の営業スタッフがお客様に正しく伝えられるよう研修を行います。
充電インフラをお客様に正しくご理解いただき、お届けするための、最初の施設ともいえます。 勝又自動車が考える充電インフラ事業の
詳細についてはこちらをご覧ください
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- オートマジカ/貸オフィス
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エントランス左には、勝又自動車グループの企業で、オプションやオリジナルのアクセサリーの企画・開発・製造を行う株式会社オートマジカが入ってます。
こちらで開発された試作品は、すぐにクルマに取り付け、トレーニング・コースで実走してテストすることができます。
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- 和室
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研修だけでなく、談話室などにも利用できる和室を備えています。
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- メインフロア/待合・共有スペース
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メインフロアは待合・共有スペースとしてもご利用いただけます。
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- ラウンジ(フリースペース)
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ラウンジは待合にご利用いただいたり、フリースペースとしてゆっくりおくつろぎいただけます。
2階
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- 会議室
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- 株式会社 Autonomy/貸オフィス
- 日本のドローン技術の第一人者である、野波健蔵先生が立ち上げた
株式会社 AutonomyはAI技術を活用した次世代ドローンの革新に取り組んでおり、
モビリティに関連するご縁からオフィスとして貸し出しています。
PhilosophyKatsumata Mobility Laboを
立ち上げた
勝又自動車が考えること
私たちは、Katsumata Mobility Laboで利益を上げようとは考えていません。LABOはもとより、D-SUPや貸コース事業も、金銭的な利益のみを求めた事業ではありません。
自動車販売会社を中核に持つグループ企業だからこそ、自動車を通じて、世の中にさまざまな貢献をしていくことが必要だと考え整備した施設であり、実施するサービスなのです。
たとえばEV導場は、災害時を含めこれからの社会を大きく変える可能性を持った、EVを核とするインフラ事業の理解を深め、需要を広めるために必要だと判断して設置しました。
D-SUPは、他社ではなかなか実現できないプログラムです(自動車の運転技術向上にご興味をお持ちであれば、ぜひ体験してください。きっとご満足いただけるはずです)が、皆様の運転技術向上に寄与することは、ドライブの愉しさを知っていただくことに留まらず、交通安全にもつながる試みとして開発しています。
Katsumata Mobility Laboの存在意義や考え方なども、企業機密にして独占することはありません。
社会の幸福度が上がるためであれば、たとえ弊社の金銭的利益が減るとしても、それらをオープンにして広めていくことでしょう。
もちろん勝又自動車は営利企業ですから、利潤はきちんと追求しなければなりません。
一方で、これまでに地域の方々からいただいたご支持、ご信頼のおかげで、いまの会社があると感じており、この皆様からのご支持やご信頼こそが、本当の意味の“利益”だというのが勝又自動車の理念なのです。
そして、この皆様からのご支持とご信頼をいただくには、社会に貢献すること、持ちうる技術やアイデアを還元していくことこそ、最良の道だと信じています。
Katsumata Mobility Laboは、この考えの具現化のひとつです。